多摩川キャンドルナイト 灯と人

多摩川と小田急が交差する気持ち良い空間に年に一夜限り現れるキャンドルスケープ(和泉多摩川駅 徒歩6分の河川敷)。持続可能なライフスタイルのためのスローでアートなイベント。スタッフみんな仕事のある社会人や学生ですが素敵な企画ができるように模索中。2018年より5月に二子新地で「キャンドルスケープ川崎」も実施するようになりました。

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台風19号の多摩川氾濫を受けまして

多摩川キャンドルナイト灯と人 第10回は規模を縮小しますが「実施」いたします

主宰をやらせていただいております平方と申します。
まずは、台風の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

すでに皆さまがお知りにとおり、愛しの多摩川が増水し、氾濫し、多摩川沿いのたくさんの方々に被害が出ました。長野県や宮城県のほか日本各地でたくさんの被害が出ております。川を気持ちよく使いたいという気持ちでイベントを実施してきた私たちも今回のことは、なんと表現したらいいかわからない思いでいます。
 
台風が通り過ぎた13日に急ぎ現地の視察にいきました。私たちも驚愕したほど現地の様子が変わっておりました。芝生が根こそぎ削り取られ、そこに中小様々な石が流れ込んで堆積し、「地形が変わった」と言えるほど環境が変化しておりました。ドッグランの場所も、となりの野球グランドも、大ヤナギの木の場所もいろいろな石が堆積しておりました。なかでも、ドッグランのすぐとなりにあり、今まで何度台風がきても毅然と立っていた鉄の看板が見事なまでに折れ曲がっている姿は、何年もあそこの場所を使ってきた私たちにとっては本当にショックな光景でした。
 
率直に言えば「ピクニックしたくなるような気持ちいい芝生がなくなり岩がゴロゴロした場所になって足元が危なくなった」ということです。また、声の数としては少ないですが「日本のこの状況でイベントなんて開催するなんて」という声もいただいております。
 
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その中で多摩川キャンドルナイト灯と人の開催是非についてお話させていただきますと、多摩川キャンドルナイト灯と人 第10回は「規模を縮小し【実施】する」こととさせていただきます。
 
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現地を見に行かれた方々は周知のことかもしれませんが、先日の台風19号により和泉多摩川河川敷も芝生の土が押し流され、その上に中小の岩が流れ込み、「地形」が変わったと言ってもいいほど環境が変化しました。
 
この数日間「いまの河川敷でイベントをやるのですか?」と何人もの人から聞かれました。
 
ここで、私たちが今までどのような環境でキャンドルナイトを実施してきたかをお話させてください。
 
多摩川キャンドルナイトを始めてから2〜3年は、実は、いまでこそ渡れなくなった和泉多摩川と登戸の間にある「中洲」でキャンドルナイトを実施しておりました。当時は中洲と狛江高校の裏側の土手下が地続きになっており、釣りが趣味の人たちがお造りになられた獣道を通って中洲に入ることができました。
 
なぜそんな場所でキャンドルナイトをしたかというと、単純な話です。当時は知名度も集客数も無く、そこでしかキャンドルを灯すことの許可がおりなかったからです。
 
その「中洲」では台風後の和泉多摩川の河川敷と同等もしくはそれ以上の大きさの岩がたくさんあるような場所でキャンドルを1000本並べておりました。そんな場所に好き好んで足を運んでいただくお客様ばかりでしたので、とくに怪我人が出た話などはございませんでした。そのような初期の経験から、今の和泉多摩川河川敷の状態でもキャンドルナイトをすることは私の中では容易に想像できました。
 
とは言え、上記の経験があっても、初期の「野外活動が好きな人が集まればいい」という状況とは変わり、ここ数年は気持ちいい芝生広場でイベントを実施する許可をいただけるようになり、たくさんのお客様にいらっしゃっていただくようなったことでお客様に対して「安全第一」でイベントを提供できるのかという意識が大きくなっていました。
 
今の河川敷でイベントをやったらキャンドルの光のみの暗闇の中を歩いたら、足をくじいたりしてしまう人が出てしまうのではないか? そんなことになればイベントが悪いイメージになってしまうのではないか…? そんなことばかり考えておりました。
 
ですが、先日の投稿を読んでいただいた皆さまからたくさんの暖かいコメントを書き込んでいただき、どうして多摩川キャンドルナイトを始めたのかを今一度思い返してみました。
 
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ここまで文章をひっぱってようやくイベントの出発(本題)のお話にはいります。
 
このイベントの出発点は実は東日本大震災でした。私の通った大学が東北地方にありますが、東日本大震災が起こってしまった時は私は首都圏で就職して普通の営業マンをしておりました。
 
大学には東北各地の出身の人たちがいて、とても良くしてもらった人たちが震災で被災しました。私も青春時代をすごした東北にボランティアに駆けつけたいものの、自分の仕事が忙し過ぎて、合間合間に単発ボランティアで何度か東北にいくことしかできずに、もどかしさばかりでした。
 
そして皆さんも経験した過度な自粛ムードがありました。東北に何度も足は運べないものの、せめて首都圏でできることをしようと思った時に大学時代にキャンドルのイベントをやったことがありましたので、せめて地域を明るくする活動を関東でもしたいと思い、久しぶりにキャンドルナイトをやってみることにしました。それが多摩川キャンドルの始まりです。
 
多摩川キャンドルきっかけを今一度皆様の言葉とともに噛み締めながら、スタッフで話し合いました。

実は武蔵小杉と二子玉川の浸水したエリアに住んでいるスタッフもいたり、浸水こそしませんでしたが狛江で寝られない日を過ごしたスタッフもいます。そのスタッフみんなが台風の被害の自粛ムードの中でこそ地域の皆さまに明るくなってもらうための灯火を今点さないといつ灯すの?!と言ってくれました。
 
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危うい形かもしれませんが、
私たちは自粛ムードに影響されてはいけない!
今こそ地域の皆さまのために灯したい!
という思いだけではイベントを実施します。
 
でも思いだけで地形はもとに戻せるわけではありません。
 
ですので、
初期の多摩川キャンドルの頃に戻った気持ちで、
批判覚悟で「お願い」がございます。

河川敷はこぶしくらいの石がゴロゴロしておりますので、参加者の皆さまは恐る恐るお歩きいただき、足をひねらないようにお気をつけください。また、走ることはお辞めいただければと思います。

足元に自身がない方はお怪我が心配ですので、今回の参加はご遠慮していただければと存じます。
また、私たちはいつも赤字でやっているイベントですので、イベントでお怪我をされましても一切の責任が取れません。
 
とは言いましても、私たちもスタッフで歩きやすいエリアをわかりやすくしたり、大きい石を取り除いたり、危険なエリアには入らないように簡易的な柵をつくったり…とできる限りのことをします。
 
おそらく足への負担が少ない底が厚いスポーツシューズや登山靴を履いて気をつけながら歩いていただけるならお怪我の可能性は低いのではとは思います。また、キャンドルスケープの奥まで入らずともわずかに残った芝生エリアや堤防上から地上絵を楽しむ方法も模索中でございます。
 
野外活動に慣れているレギュラーのお客様でしたら「ちょっと石があるくらいなら行くよ」と言ってくださるとは思いますが、いつもは【ナイトピクニックをしませんか?】と掲げていた場所が、正反対の【ピクニックシートを敷いても石ですこしお尻が痛い】という場所に変わってしまいましたので、フェス用の折りたたみ椅子をお持ちいただいたほうがいいと感じております。
 
自己責任という言葉に甘えながらも、私たちは気持ちだけでイベントを実施しますので、どうなるか、まったく予想もつきません。
 
こんな形の10回目になってしまいましたが、どうにか形作りたいと思っておりますので、皆さまどうかどうかよろしくお願い致します。

2019年10月17日 16:23

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